ゲーム会社社員の英語学習日記

TOEIC満点、英検1級合格の会社員の英語学習ブログです。

オバマの長所は失言しないこと

最近わかってきましたが、経済危機に対して政府が財政出動したところで、短期的に景気回復することはできないんですね。公共事業を増やしたり、給付金をばら撒いたり減税したりしたところで、GDPを不況前の水準にすることはできない。というか、過去にいろいろやった結果、効果がなかったことがわかってるようです。給付金もそうです。以前の地域振興券のときのGDPの伸び率を見れば、効果が無いことがはっきりしています。将来の税金が増えるだけなのでやるだけ無駄どころか、やらないほうがマシだと言えます。非常に低コストでやれるならまだ検討の余地はありますが、こうも大変だといけませんね。

では公共事業はどうかというと、こちらも短期の景気回復には役に立ちません。ですがインフラを整備することで長期の潜在成長率を延ばすことができます。よって中国で公共事業を大幅に増やしている政策は有効で、後々効果が期待できるでしょう。これは中国のインフラが未成熟なためで、公共事業を行って整備することで生産性を高めることができるからです。

アメリカ政府が予定している公共事業もこの潜在成長率を高めるための長期的な政策であって、短期の景気回復のためでは無いとオバマがしっかり言っています。この辺、オバマはしっかりしてますね。決して短期に景気を回復させられるとは言ってないところが安定感を感じさせます。経済方面のアドバイザーが非常に優秀なんでしょうね。オバマ自身は経済に詳しくなかったようですが、やっぱり集中的なレクチャーを受けてるんだろうなあと思いました。