『ワケありな国境』
GW中は『ワケありな国境』という本を読んでいました。世界中の変わった国境を取り上げて、なぜそのような国境線が引かれたのかを歴史的経緯から説明する本です。昔から気になっていた点がだいぶ分かったのですっきりしました。
僕の場合、変な国境というと飛び地になっている領土が真っ先に思い浮かびました。一番分かりやすいのがアラスカですね。前から何であんなに離れたところにアメリカの領土があるんだろう? と謎だったのですが、実はアメリカが財政難のロシアから買っただけでした。しかも破格で(笑)。買った当時は農耕に使えないので叩き売られたようですが、アメリカの領土になってから金を初めとした資源が発掘されたので元は取れたようですね。ロシアは涙目でしょうけど……。
こんな感じで各国の歴史を国境をテーマにして語っていく軽い読み物でした。世界史に興味があるけど、歴史の本を読むのはちょっと……という人には向いていると思います。文章量も少ないので短時間で読めそうですよ。