語学で身を立てる
まずは『語学で身を立てる』を読み終わりました。外国語を使った仕事で生計を立てるにはどうしたらいいのか?について書かれた本です。英語以外の言語についても幅広く触れてあるのがポイント高いですね。英語学習法の本には載ってないことが沢山書いてあったので結構参考になりました。これは買って手元に置いておこう。
この本によると、多言語に通じている人は翻訳の面でいろいろと有利みたいですね。英語だけの専門家よりも、フランス語やイタリア語の専門家のほうが英語翻訳が得意なことが多いそうです。英語は「なんちゃって翻訳」がやりやすいけど、他のヨーロッパ系の言語は文章構造を完全に把握しないと駄目なので、全体構造を理解する能力が高いらしいです。なるほどなあ・・・。
また外国語を教える方法の分類とメリット・デメリットの説明も載っていました。学習する対象の言語で教える「ダイレクトメソッド」は初級者にはやさしくないそうです。あーやっぱりそうですよね。中学時代にネイティブの先生が何時間か授業をやってくれましたが、あれはまったく役に立たなかった。ネイティブに習うのは基礎が固まってからで十分ですよね。最初のうちは学習者の母国語に精通した先生に習うのが一番だそうです。学生がどこで詰まるのか、どこがわからないのかを理解できないと指導できないからだそうです。確かにその通り!この本でも何度か出てきますが、日本はネイティブ信仰が強すぎるのかもしれませんね……。