図説 世界の歴史 ９巻 もうちょっと

「図説 世界の歴史〈9〉第二次世界大戦と戦後の世界」はもうちょっとで読み終わりそうです。第二次大戦が終わった後は、経済や人口、科学の話になってきたので読むのが随分と楽になりました。その分、得るものは少ないですが。

歴史の部分はなるほどと思わせる解説が結構ありましたが、９巻後半の人口増加の話などは結構分析が甘いですね。人口増加が戦後の急激なペースで続くことはないのに、そこら辺の予想は入っていませんでした。都市部で経済が発展していくに従って、農村部からの出稼ぎ労働者が増えます。都市部で給料の高い仕事に就くためには教育が必要なので、おのずと子供の数は減っていきます。世界の人口はもうしばらくは増えますが、近いうちに頭打ちになるはずです。まあ、ここら辺は本当におまけっぽいので突っ込んでも仕方がありませんけど。