ゲーム会社社員の英語学習日記

TOEIC満点、英検1級合格の会社員の英語学習ブログです。

GWなので本を読もう

今日は吉越浩一郎氏の「英語をやっていて、本当によかった。―吉越流ビジネスマンのための英語塾」を読みました。

英語塾と付いていますが、英語の勉強法そのものに関しての記述はほとんどありません。海外のビジネスマンとうまく仕事をするにはどうすればよいか、という方法が全編に渡って紹介されていました。内容を一言で言うと「外国人との仕事ではロジックを重視せよ」でしょうか。彼らはロジックを何より重視するので、いくら義理・人情・浪花節に訴えたところで意味が無いわけです。逆にロジックがしっかりしていればディベートも怖くなくなるそうです。

英語力以前に思考力ということですね。ためになる本でした。僕が特に気に入ったのはディベートのところです。

外国人とのディベートは怖くない


日本でおこなわれているディベートは、外国人のディベートとは異なっています。情報を隠しておいて、ディベートの最中に、後から後から相手の知らない情報を出していくやり方はフェアなディベートとはみなされません。両者が最初にすべての情報をテーブルの上に並べ、それをもとにロジックを競っていくのが外国人のディベートです。

もやもやしていたところが一つすっきりしました。会社で議論しているときに「何かおかしいな」「この人のやり方は何か卑怯だな」と感じていた理由はこれだったんですね。情報を多く持っていて、それを隠している人間(大抵の場合、立場が上の人)が、ロジックが優れている人より優位に立ってしまう理由はここにあったわけです。彼らは自分の立場を利用して手に入れた情報を出さないことで、論理力の欠如を補っていたわけです。これは理屈がわかってしまえば、いくらでも対応できますね。いやー長年の疑問が一つ解決しました。爽快です。